八ヶ岳の西岳(2,398m)と編笠岳(2,524m)
2018年10月30日
八ヶ岳・富士見高原リゾート・身曾岐神社・八ヶ岳チーズケーキ工房 その①
【目 次】
「八ヶ岳って、どんな山だっけ?」
「富士山」と言われれば、山頂に雪をかぶった、なだらかな稜線の雄大な姿を思い浮かべることができます。
ところが『八ヶ岳』と聞いても、あるイメージ(写真)が、「ああ、あの山ね」と思い浮かべられる人は少ないのではないでしょうか。私もそうでした。
そこで、『八ヶ岳』、調べてみました。
「八ヶ岳は、山梨県・長野県にまたがる山々の総称」とありました。だから、八ヶ岳と聞いても、「八ヶ岳山」のようなひとつの山が思い浮かぶことはないのです。
また、八ヶ岳の定義として、3つありました。日本百名山でいう八ヶ岳は、1番目の「南八ヶ岳」のみを指すそうです。
- 夏沢峠以南のいわゆる南八ヶ岳のみ
- 南八ヶ岳及び北八ヶ岳の領域(蓼科山を除いた領域)
- 蓼科山まで含んだ八ヶ岳連峰全体
「八ヶ岳」がなんとなくでもわかりましたので、今日の日帰りバスツアーに参加してみましょう。
新宿都庁の地下を9時出発。双葉SAで20分間の休憩を取り、11時頃に富士見高原リゾートの「天空の遊覧カート」乗り場に着きました。
富士見高原リゾート・天空の遊覧カートは自動運転
「このひんやり感、高原なんだな〜!」
少し肌寒い感じで、空気がキリッとした清々しさ。気分はすでにリフレッシュ。また、思っていたより紅葉が進んでいて、まさに秋の高原です。
「この遊覧カート、どういう仕組みで自動運転するんだろう?」まず、私は疑問を持ちました。すると、近くにいた方が教えてくれました。
「ゴルフ場のカートと同じで、コースの下に誘導線があるんだ」と。なるほど、コースのアスファルトをよく見ると、上りと下りの黒いラインが2本見えます。この誘導線とカートが、無線でリンクしているのですね。ゴルフをしない私には、初耳でした。
定員4人で、ここから頂上までは約25分間。コースはまるで日光のいろは坂のように、ジグザクに登っていきます。
斜面の美しい白樺林!
乗ってすぐに驚いたのが白樺です。今まで、こんなにたくさんの美しい白樺を見たことがありません。私にとっての白樺といえば日光でしたが、日光の白樺の美しいところには行ったことがありませんでした。それにしても1本1本が、削られた部分がなくきれいです。
また、斜面の反対側の眺めは、入笠山、乗鞍岳、奥穂高岳、槍ヶ岳などの南アルプスの山並。奥穂高岳あたりの下には、諏訪湖が少し見えます。また、まだ色づき始めたばかりの裾野の紅葉のグラデーションもきれい。
清々しい空気、美しい白樺の樹林、山並の美しさ! この三つだけでも、来て良かった! 「旅行代金の半分の元手は取れるな〜」とつぶやいていました。
望郷の丘・展望台(1.420m)
天空の遊覧カートは、約25分で終点「望郷の丘・展望台」に到着。まず目につくのが「天空の鐘」。そして、富士山が眺望できます(南東方面)。
富士山の右が南アルプスの山並。入笠山、乗鞍岳、奥穂高岳と続き、その下に諏訪湖(西)まで見られます。まさにパノラマビュー。完全にすべての山々をパノラマで撮ることはできませんでしたが、少しは味わっていただけるかと思います。
望郷の丘から望岳の丘・展望台(1,420m)へ
望郷の丘から、色づいた林の中を歩いていくと、いろいろな彫刻があります。右を見ると南アルプスの山並。7分ほどで「望岳の丘・展望台」(1,420m)につきます。
ファルカシュ・アーダーム作「生きる柱」(写真:中央)
私の作品は、石の柱で、生きる柱です。太陽の輝きは、石の柱に命を与えてくれます。そして太陽の光とともに回転し、上空へ立ち昇ります。ここの環境は大変素晴らしいところです。
そして出来るならば、私の彫刻が古い日本の伝統的な世界へ運ばれていってくれればと思います。
望岳の丘・展望台からも、望郷の丘と同じように富士山がよく見えます。
望岳の丘から望峰の丘・展望台(1,430m)へ
望岳の丘から、通路(北西)に沿って歩いていくと、左に樹林、前方はるか彼方に網笠岳が見えます。
望岳の丘から3〜4分ほどで「望峰の丘・展望台」(1,430m)。ここからも、富士山がよく見えます。
望峰の丘にあるシンボル的な彫刻「富士山と女」。その説明にはこう書いてあります。
ラファエル・ゲレロ作「富士山と女」
富士山の姿が、メキシコのレボソ(ショール)をまとい座っている形と同じなので、両方をイメージした。背景に富士山を見えるようにすると、両者が対話するであろう。
上の写真から、何か会話らしい会話が聞こえてきますか?
望峰の丘から下山する展望リフト乗り降り場へ
望峰の丘から8分ほどで、下山する展望リフト乗降場。この近くから、八ヶ岳の西岳(2,398m)と編笠岳(2,524m)がはっきり見えます。これからは、この写真が、私にとっての「八ヶ岳」のイメージになるでしょう。
リフトは一人乗り。ひんやりとした色づいた樹林の中を降りていくのは、とても気持ちが良かった! 7分ほどで終点。
【天空の遊覧カート】
http://happoen.jp/skycart.html
大空レストランのイタリアン・バイキング
ちょうど午後1時、お腹もすいていました。リフト降り場から1〜2分で大空レストラン。今日の楽しみの1つ、新鮮な高原野菜を使ったイタリアン・バイキングのスタートです。
4種類あった溶岩石の高温窯で焼くピザ。左上から右回りに、モッツァレラを使ったルバーブ、トリノ、ミックス、マルゲリータ。
【ルバーブ】多肉質の茎を食用とする。生ではセロリのようなパリッとした食感と強い酸味がある。一般的な調理法は果物に近く、甘味をつけてパイやクランブルなどのデザートに用いることが多い。(ウィキぺディア)
美味しすぎて、食べ過ぎてしまった!
バイキングといっても、定年過ぎのシニアはあまり食べれません。しかし、ここの料理は美味しくて、料理、サラダ、デザートも2回も盛ってしまいました。また、グラスワイン(別売500円)の量も多く、一杯で十分。夕飯は、お腹いっぱいで食べられないほどでした。
この他にもまだまだ食べたいものが多くありました。特に5色のカレー。1色のイカスミ・ブラックカレーをほんの少しパンと一緒にいただきました(写真上)。さすがに、カレーとご飯は無理でした。白身のフリットも美味しかった。
ドレッシングもうれしい6種類。信州味噌ドレも捨てがたいが、今日はやっぱりイタリアンです。
添乗員さんオススメ、まろやかなお味のレアチーズケーキとたまごプリン。
「今回のイタリアン・バイキングが、今年一番美味しかった」
と、他の参加者も話していました。私もそう思います。
http://hanano-sato.jp/restaurant.html
大空レストランから20分ほどで、次の観光スポット身曾岐神社です。
八ヶ岳・富士見高原リゾート・身曾岐神社・八ヶ岳チーズケーキ工房 その②
▶︎【身曾岐神社】「ゆず」北川悠仁さんと高島彩さんが挙式をした能楽殿