【四季の旅】2018年2月24日(土)
上毛三社めぐり 赤城神社〜榛名神社〜妙義神社 その③
天空の社・妙義山の白雲山の「大」の字
〈主祭神〉日本武尊と豊受大神
〈御神徳〉開運厄除、商売繁盛、学業児童、縁結び
妙義山は、金鶏山、金洞山、上の写真の白雲山からなっています。遠くからでも白雲山の中腹にある「大」の文字がはっきり読めます。
これは、江戸時代、妙義神社の妙義大権現を省略し「大」とし、妙義神社にお参りできない参拝者が遠くからでもお参りできるようにしたといわれています。
【天空の社】2014年(平成26年)10月8日、国際天文学連合(LAU)において「Myogizinzya(妙義神社)」という小惑星が誕生しました。神社の名前が付くのは初めてのこと! この星は未来永劫天空に存在し、我々を見守り続けます。
妙義神社・樹齢200年のシダレ桜
まだ咲いていませんが、右にある樹齢200年のシダレ桜が満開の頃には素晴らしい眺めで参拝者を迎えてくれます。早すぎて、全然咲いていなかったのが残念!
国指定重要文化財の総門です。この総門には、神社では珍しい仁王像が守っています。
総門を入り、鳥居をくぐると右手に波己曽社があります。波己曽社は、旧本社と言い伝えられています。(下の写真)
165段の石段はNHK大河ドラマ「義経」の撮影に
この石段はNHK大河ドラマ「義経」で、牛若丸が預けられる鞍馬山の撮影が行われた場所として有名になりました。165段あるのはいいのですが、急な勾配ですので登るのがかなりきついです。
かつて、この石段の横に御神木があり、倒木の恐れがあり伐採されたといいます。残念なことです。上の写真を見ると、伐採後の切り株からその御神木の大きさが想像されます。
登りきったところに隋神門。ここを守っているのは仁王像ではなく、武者姿の櫛石窓神(くしいわまどのかみ)と豊石窓神(とよいわまどのかみ)です。
門を通りぬけると、左横上に唐門があります。唐門を入ると、拝殿・幣殿・本殿になります。本殿の裏手には、小さな天狗社もありました。
拝殿と本殿の素晴らしい彫刻群
拝殿には、対をなして参拝者を見下ろしている金色の上り龍と下り龍。また、本殿の周りの壁には、日光東照宮の彫刻師がここに来て彫りあげたと伝えられている優美な彫刻がいっぱいです。
このような彫刻の飾りが多い妙義神社は、まるでお神輿を大きくしたような姿ですね。
脇障子には、竹林の七賢人。中国の晋の時代、世の中のわずらわしさを避けて、隠者七人が竹林に集まり、清談にふけった故事によります。
【妙義神社】
終わりに
妙義神社を訪れるなら、シダレ桜が咲く4月中旬が良いと思います。
【四季の旅】上毛三社めぐり 赤城神社〜榛名神社〜妙義神社 その①
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