雪の大谷

2021年「雪の大谷」50周年

2021年5月15日、立山黒部アルペンルート50周年の「雪の大谷」を見てきました。過去の一番高い雪の壁は20mもあったそうですが、この日の雪の壁は13mでした。少しもの足りなかったですが、「雪の大谷」を見られたのはラッキーでした。なお、完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク2021」は6月22日までです。

私が参加したバスツアーは、四季の旅『立山黒部アルペンルートバスツアー』です。

立山黒部アルペンルート

このバスツアープランは、富山側・立山駅から室堂『雪の大谷」に登り、黒部湖・黒部ダムを見て、長野側の扇沢駅に降りてくるというプランです。途中、①立山ケーブルカー②立山高原バス③立山トンネルトロリーバス④立山ロープウェイ⑤黒部けケーブルカー⑥関電トンネル電気バスと6つも乗りつぎます。

これだけ乗り換えると、個人では切符を購入するだけでも大変な手間がかかります。その点、ツアーなら添乗員さん任せで、とても気が楽です。

大宮からの第一陣のお客様をのせたバスは、新宿都庁大型駐車場に21時40分に到着。私は新宿・都庁大型駐車場からバスに乗車し、22時に出発し、富山県の立山駅に向かいました。

早朝の新緑あふれる立山駅

立山駅

新宿から上里SA(15分)、道の駅 中条(15分)、有磯海SA(1時間45分)をとり、朝6時30分頃に立山駅に到着。3回目の休憩が長いのは朝食を取るため。というのは立山駅に早く着いても、「立山ケーブルカー」の始発まで時間がありすぎるため。また、立山駅近くには、ほとんど食事をする場所がなく、駅の食事処も空いていないためです。

熊王の水

立山駅前にある「熊王の水」。熊王清水は旧登拝道を約2km登ったところにあり、この清水を飲むと立山権現の加護を受けると言われています。立山権現社=立山の雄山神社峰本社

立山ケーブルカー

立山駅

立山ケーブルカー

いよいよ、立山ケーブルカーに乗車。新緑の中、出発は7時40分。車窓はずっと新緑で、目に優しい風景が続きます。下は出発直後の立山駅。

立山ケーブルカー・車窓

立山高原バス

立山高原バス

出発は8時6分。「雪の大谷」室堂までは約50分。今日はかなりいい天気で太陽光が強く、右窓側に座っていた私は顔が赤く焼けました。ここで、この記事を読んでくれている人に〈お得な情報〉をお教えします。それは……

立山高原バス太い!樹齢数百年「立山杉」

立山高原バスでは、左側の席を確保してください。

美女平付近の樹齢数百年の「立山杉」、特に「称名滝」は左側の席でないといい写真が撮れません。バスはそれぞれの地点でスピードを落としてくれますが、「称名滝」の写真(下)はご覧お通り、バスの前面の窓からの一瞬で1枚だけのピンボケ!(謝)

車窓・称名滝

気を取り直して……。バスは立山の雪原の中パノラマビューを走っていきます。

立山高原バス

立山高原バス

立山高原バス・雪の大谷

そして、最後に「雪の大谷」の一番壁が高い地点。車窓からは空との境が見えません。この地点は一車線なので、後で歩いて来ることはできません。

室堂

立山高原バスは、9時少し前に室堂に着きました。

室堂・みくりが池へ

室堂

「雪の大谷」の前に北アルプスで最も美しいブルーと言われる「みくりが池」へ行くことにしました。でも、ご覧の通り、5月の中旬なのに道は雪の中(写真・下)。多くの人が歩いた跡から少し外れると、足は20cm以上雪の中に沈みます。また、どうやら池もブルーではなく、雪の白に覆われているとか!

みくりが池へ

ホテル立山

ホテル立山です。

みくりが池へ

みくりが池

北アルプスで最も美しいブルーと言われる「みくりが池」ですが……池がない! でも、美しい処女雪のような滑らかさ! ちなみに、「童貞雪」はありません。
※欧州の言葉には女性名詞・男性名詞の 区別があります。「雪」は女性名詞です。

みくりが温泉

遠方に見えるのは「みくりが温泉」。池が真っ白だったので、あとは雷鳥を見たいと思っていましたが、雪の中を歩くのが大変でやめました。いよいよ「雪の大谷」へ向かいます。

完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク2021

標高2,450mの「大谷」には、毎年6〜8mもの雪が積もる世界有数の豪雪地帯です。

「大谷」は地形的に吹きだまりとなるため、多い年には20mを超える積雪がみられます。この高さは7階建のビルの高さにあたります。雪の重さは1立方メートルあたり500kg(しまり雪の場合)あるので、地表付近の雪は10トンもの重さで氷のように硬く押し固められ、途中から崩れることはありません。

この「大谷」を通る道路を除雪してできる、高さ20mにも迫る巨大な雪の壁が「雪の大谷」です。「雪の大谷」内を散策できるイベントが「雪の大谷ウォーク」。

完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク2021
バスが通過する道路上に1車線のみの除雪区間を整備し、「開業当初の雪の大谷」を再現。バスの車窓からは50年前に見られた、迫り来る「雪の大谷」を体感することができます。
2021年5月15日「雪の大谷」の壁は、13メートルでした。(2021年は6月22日まで)

「雪の大谷」の壁って、どうやって作るの?

雪の大谷、どうやって一面の雪原の中「道路の位置」を測量するの?
以前は雪原上でコソパスなどを使い道路を測量していました。現在では、GPSを使い、より早くより正確に道路の位置を把握しています。

雪の大谷、どうやって除雪するの?
ブルドーザーが2台並び、雪面を力ンナで削るように掘リ下げながら除雪していきます。「雪の大谷」区間の除雪には1週間から10日かかります。

室堂・雪の大谷

室堂・雪の大谷

「雪の大谷ウォーク」に行く前に、立山ホテルの屋上から「雪の大谷」の入り口を眺めてみましょう。

雪の大谷

2021年5月15日今日の「雪の大谷」は、標高 2,390m/気温 7℃/高さ 13mと表示されていました。

雪の大谷

雪の大谷

この先が完全再現された、一車線しかない一番高い壁がある「雪の大谷」。しかし、バスが通ると危ないので、入ることはできません。

雪の大谷

やはり絵になる写真は、バスが通る時。10分ほどの間隔でバスが通過します。(写真・下)室堂・立山ホテルの方からもバスが来ました。

雪の大谷

除雪車「熊太郎」

除雪車「熊太郎」です。これで「雪の大谷」をカンナのように削っていくのですね。

【立山黒部アルペンルート50周年②へつづく】

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