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ご祭神コトシロヌシ(事代主神)の神

『古事記』ではオオクニヌシの神と神屋楯比売命(カムヤタテヒメノミコト)の子とされ、『日本書紀』ではオオクニヌシの神と高津姫神(タギツヒメ)との子とされます。

出雲の国譲り

高天原の三度目の派遣であるタケミカヅチとアメノトリフネの二柱の神は、出雲の稲佐の浜に降り立ちます。タケミカヅチは剣を抜き、剣先を上にして海にさしました。そして、その上にあぐらをかいてオオクニヌシに問いました。

「我々はアマテラスとタカムスヒノカミの神の使いである。汝が領有している葦原中国(あしはらのなかつくに)は、アマテラスの御子が治めるべき国であると詔を発した。汝はどう思われるか」

「私にはお答えできません。我が子ヤエコトシロヌシ(八重事代主神)からお答えさせましょう。けれど、息子は鳥を狩りに、魚を海に釣りに出かけて、帰っていません」

コトシロヌシ、青柴垣の中に隠れる?

そこで、タケミカヅチはアメノトリフネを遣わし、コトシロヌシを連れてこさせ尋ねました。コトシロヌシは、父オオクニヌシに、

「かしこまりました。葦原中国は、アマテラスの御子に奉ります」

そう言うと、コトシロヌシは自分の船を踏んで傾け、天の逆手という特殊な柏手を打って、自分の船を青柴垣(あおふしがき)に変えて、その中に隠れました。

【天の逆手】手の甲どうしで打つ柏手で音が出ません。音が出ないので「忍び手」ともいいます。神道では、「忍び手」は死者に対する柏手の作法です。
【青柴垣】(あおふしがき)魚が一度入ったら出られなくなる仕掛け。コトシロヌシは、こう言いたかったのかもしれません。「自分はもう、何の障害にもなりません」と。

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