パワースポット[縁結び]出雲大社とは?

出雲大社・拝殿

高天原のアマテラスが詔(みことのり)
「葦原中国は、わが子アメノオシホミミノミコトが治めるべきである」

アマテラスは、葦原中国の統治者であるオオクニヌシの元へ遣いを送りました。しかし、1度目は3年、2度目は8年経っても、何の進捗もなかったのです。

そして、3度目がタケミカヅチ(後に鹿島神宮のご祭神)の派遣。タケミカヅチは反対するオオクニヌシ直系の次男タカミナカタを諏訪の国まで追いかけ倒し、出雲の国譲りをやり遂げました。(長男コトシロヌシは、すでに同意していました)

その後、オオクニヌシはこう言います。
「私は背きません。ただ、天高い社を建て、私が祀られることはお許しください」

ところで、オオクニヌシは葦原中国を差し出しましたが、それは目に見える政治の世界のこと。目に見えない世界の主な仕事、縁結び=神謀り(かむはかり)は、オオクニヌシの領域です。

パワースポット[縁結び]出雲大社のムスビの御神像

ムスビの御神像は参道右の東神苑にあります。日本海の荒波の向こうに現れた【幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)】をオオクニヌシが授けられ、縁結びの神になりました。

ところで、魂には幸魂・奇魂の他に、和魂・荒魂もあり、全部で4種類の側面があります。
ウィキペディアによると、

  • 和魂:神の優しく平和的な側面であり、仁愛、謙遜等
  • 荒魂:神の荒々しい側面、荒ぶる魂
  • 幸魂:運によって人に幸を与える働き、収穫をもたらす働き
  • 奇魂:奇跡によって直接人に幸を与える働きであり、知識才略、学問、技術を表す

出雲大社・ムスビの御神像

パワースポット[縁結び]出雲大社の縁結びの碑

縁結びの碑

縁結びの碑(いしぶみ)は、参道左の西神苑にあります。古事記から引用された説明にこうあります。

「即ち宇伎由比為(うきゆひし)て うながけりて 今に至るまで鎮まり座す」

オオクニヌシとスセリヒメが夫婦の契り盃をかわされ、うなじに手を掛け合い寄り添い合われて、今日に至るまでお鎮まりです。
と、説明されています。近くには、可愛いウサギが4羽いました。

縁結びの碑の前のウサギ

出雲大社で一番パワーが強いスサノヲを祀った素鵞社

スサノヲを祀った素鵞社

素鵞社(そがのやしろ)は御本殿の真後ろ、八雲山の麓にあります。素鵞社の裏手から、八雲山に触れることができます。大いなる八雲山のパワーを直に受けましょう。

八雲山に直接触れる
素鵞社の軒下

また、稲佐の浜を先に訪れた人は、必ず稲佐の浜の砂を一掴み持ってきてください。そして、素鵞社の軒下のこの砂と交換してください。スサノオの大いなるパワーを持ち帰ることができます。

パワースポット[縁結び]出雲大社、最大の謎とは?

拝殿西の小さな参拝所

神在月(他の地方では神無月)に西の稲佐の浜からやってくる神々を迎えるために、オオクニヌシの神は西の方角を向いています。ここも、必ず参拝してください。

出雲・稲佐の浜

神在月(他の地方では神無月)に、神々が上陸する稲佐の浜
また、この稲佐の浜から5分ほどのところに、上の宮があります。出雲大社の十九社で寝泊まりしている神々が縁結びの神謀り(かむはかり)をするのがこの上の宮です。

上の宮

この小さな上の宮で下のような縁結びが行われます。しかし、どう見てもこの小さな上の宮に、たくさんの神様が入るとは想像できませんが……

縁結びの神謀り

パワースポット[縁結び]出雲大社・神楽殿のしめ繩

日本一のしめ縄・神楽殿

1年以上かかり、述べ1000人で完了する日本一のしめ縄
20人もの人が一丸となって、1.7トンの縄を転がして作ります。その2本の縄を50人とクレーンでひねりあげます。1年以上かかり、述べ1,000人で完了する仕事です。神楽殿へはトレーラーで運び、取り付けます。

パワースポット[縁結び]出雲大社と神楽殿の御朱印

出雲大社と神楽殿の御朱印

こちらの記事も、ぜひ読んでください。
→ 林修「縁結び」出雲大社。ご祭神オオクニヌシの神が横を向いてる謎?

終わりに。出雲大社を誕生日7月13日に参拝

2019年、7月13日(誕生日)、パワースポット[縁結び]出雲大社に参拝しました。私は既婚者ですので、新たな縁結びのために参拝したわけではありません。オオクニヌシの神と出雲大社を参拝したかったのです。

2018年7月13日は、「西の伊勢参り、東の奥参り」と言われる出羽三山を参拝に出発しました。参拝したのは7月14日。

ここ2年、誕生日記念に大きな神社に参拝できたのは、幸せというしかありません。感謝の気持ちでいっぱいです。

2017年7月12日は、1日前でしたが安房国三社巡り(鶴谷八幡宮・安房神社・洲崎神社)をしています。2020年も、誕生日7月13日にはどこか記念すべき神社を参拝できたら良いなと思っています。

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