古事記 豊玉姫の出産と初代天皇・神武天皇 ある日、綿津見神の娘・豊玉姫は地上の山幸彦のところにやってきました。「私は妊娠しています。もうすぐ出産です。ですが、天つ神御子の子は海の宮殿で産むべきでないとこちらに参りました」 2020年12月18日
古事記 山幸彦と塩盈玉(しおみつたま)と塩乾玉(しおふるたま) 綿津見神(ワタツミノカミ)の教え「海幸彦を塩盈玉(しおみつたま)で溺れさせなさい。もし、海幸彦が苦しんであなたに助けを求めてきたら、塩乾玉(しおふるたま)で悩ませ苦しめなさい」 2020年12月17日
古事記 山幸彦と豊玉姫(トヨタマヒメ) 不思議に思った豊玉姫は、門のところに出てみました。すると、そこにいた山幸彦を一目見るなり、恋に落ちてしまいました。山幸彦も、豊玉姫から視線をそらすことができません。二人は、しばらく見つめ合っていたのです。 2020年12月14日
古事記 海幸彦(ウミサチヒコ)と山幸彦(ヤマサチヒコ) 兄の海幸彦がやってきました。「お前も魚が一匹も釣れないボウズか。俺も全然ダメだ。お互い慣れない道具を使っても、獲物はとれないものだな。もう、お互いの道具を元に戻そう」山幸彦は、正直に釣り針を海に落としてしまったことを兄に告げました。 2020年12月13日
古事記 天孫降臨③ コノハナサクヤヒメとイワナガヒメ ニニギノミコトは笠沙の岬で乙女に一目惚れしました。「あなたは誰の娘ですか」「オオヤマツミの娘で、コノハナサクヤヒメと申します。イワナガヒメという姉がおります」 2020年12月13日
古事記 天孫降臨② ニニギノミコト、高千穂に降臨 ニニギノミコトは高天原を離れると、雲を分け、道を分け、天の浮橋を渡り、九州の日向の高千穂に降り立ちました。「ここは韓国(朝鮮)に向きあい、笠沙之岬に道が通じていて、朝日がまっすぐ海からさし昇る国で、夕日が輝くよい処である」 2020年12月12日
古事記 天孫降臨① ニニギノミコトとサルタヒコの案内 アメノウズメノミコトが分かれ道に立っている神に尋ねると、その神はこう答えました「私は、国つ神のサルタビコノカミです。天の神御子ニニギノミコトが天降ると聞きましたので、案内いたすべく参上いたしました」 2020年12月11日
古事記 出雲の国譲り④ タケミカヅチ vs タケミナカタ 千人で持ち上げるような大きな岩を手の先で弄びながら、タケミナカタノカミがやってきました。「わが国にやってきて、国を治めるのは高天原の神御子だとか言ってきたのは誰だ。では、私と力比べをしようではないか」 2020年12月10日
古事記 出雲の国譲り③ タケミカヅチノカミの派遣 タケミカヅチノとアメノトリフネの二柱の神は、出雲の稲佐浜に降り立ちます。そのあとタケミカヅチは剣を抜き、剣先を上にして海にさしました。するとなんということでしょうか、その上にあぐらをかいてオオクニヌシに問いました。 2020年12月9日
古事記 出雲の国譲り② アメノワカヒコの死と葬儀 アメノワカヒコが放った矢は、高天原が遣いに出した鳴女(なるめ - キジ)の胸を貫通して、高天原のアマテラスとタカギノカミ(タカミムスヒノカミ)のところまで飛んで行きました。 2020年12月8日
古事記 出雲の国譲り① アメノホヒとアメノワカヒコの遣い アマテラスの詔「葦原中国(あしはらのなかつくに)は、わが子アメノオシホミミノミコトが治めるべきである」。しかし1回目の遣いはアメノホヒノカミで3年、2回目の遣いはアメノワカヒコで8年経っても何の連絡もありません。 2020年12月7日
古事記 オオクニヌシによる葦原中国の国づくり完成 オオクニヌシは、スクナビコノナノカミと三輪山に鎮座する神の手助けにより、葦原中国の国づくりを完成させます。葦原中国は繁栄し、その噂は高天原に伝わります。アマテラスの「出雲の国譲り」の始まりです。 2020年12月6日