山宮浅間神社からご神体を遥拝
富士山本宮浅間大社[火属性]の見どころ5選を紹介します。なお、全国に約1,300社ある浅間神社の総本宮が、富士山本宮浅間大社です。
- 富士山本宮浅間大社の楼門と鉾立石
- 富士山本宮浅間大社「信玄桜」を囲んだ祈願絵馬
- 富士山本宮浅間大社拝殿と浅間造の本殿
- 富士の雪解け水が湧き出た「湧玉池」
- お宮横丁「富士宮焼きそば」B1グランプリ
山宮浅間神社には拝殿・本殿がありません。「遥拝」と言って、富士山を遠くから参拝します。遥拝の場所に建物が立ち、拝殿と本殿が作られ、神さまを招致するようになって、神社となります。
浅間神社は山中に祀られた「山宮」と麓に鎮座する「里宮」が対をなして祀られることがあります。「山宮」が富士山を遥拝する場所、「里宮」は鎮火を祈る場所と考えれられます。
山宮=山宮浅間神社
里宮=富士山本宮浅間大社
(四季の旅/2018-1-20)
富士山本宮浅間大社の詳細はこちらから確認できます。
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【目 次】
富士山本宮浅間大社の見どころ5選
「富士宮焼きそば」と「ぶどう飴」の屋台が見えます。初詣に営業していたのでしょう。しかし、営業してないなら、片付けてほしい。せっかくの参道の雰囲気が台無しですね。
富士山本宮浅間大社の楼門と鉾立石
前にあるのは、山宮浅間神社にもある「鉾立石」です。ご祭神が鉾に宿り休憩する際に、鉾を置く「鉾立石」が設けられたのです。
【楼門】
二階造りの門。下層に屋根のある門を二重門と呼び、下層に屋根のない二階造りの門のことを言います。
富士山本宮浅間大社「信玄桜」を囲んだ祈願絵馬
信玄桜を囲って「こんなにも、人々の願いがここに……」
1月でしたから、初詣の際にたくさんの願かけがあったことがわかります。みなさん、ふだんは神社に参拝などしないのに、初詣になると神様頼みになるようです。
春の信玄桜。一幅の絵画です!
富士山本宮浅間大社の拝殿と浅間造の本殿
拝殿で参拝し、右横に入って見上げられる本殿。二階建ての構造は、富士山を表しているといいます。三間社流造の二階を持つ檜皮葺(ひわだぶき)の建物は「浅間造」と呼ばれ、国の重要文化財に指定されています。高さは13mです。
富士の雪解け水が湧き出た「湧玉池」
拝殿右横の東門を出ると、湧玉池があります。溶岩の間から湧き出た富士の雪解け水で、水温13度C。湧水量は1秒間に3.6キロリットル。昔から富士山に登る人々はこの湧玉池で禊(みそぎ)をし、六根清浄を唱えながら登山する習わしです(建物は水屋神社)。
つかふべき数にをとらむ 浅間なる御手洗川の そこにわくたま
(平安朝の歌人平兼盛)
湧水池にある稲荷神社
富士山本宮浅間大社の御朱印
富士山本宮浅間大社のアクセスと駐車場
- 住所
静岡県富士宮市宮町1-1 - 電車
新幹線新富士駅よりタクシーで約30分
新幹線新富士駅~バス~東海道線富士駅~身延線富士宮駅より徒歩10分
身延線富士宮駅より徒歩約10分 - 車
東名富士ICより西富士バイパス経由で約20分
新東名新富士ICより西富士バイパス経由で約15分 - 駐車場
1時間200円/1日:1,500円
※30分以内の出庫は無料です。(参拝者のみ)
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お宮横丁「富士宮焼きそば」はB1グランプリ
参道の二の鳥居を道路で隔てたところにある「お宮横丁」。B1グランプリで殿堂入りした本家「富士宮焼きそば」を食べさせてくれる屋台の集合場所で、お土産屋もあります。富士宮焼きそばは太い麺で、食べこたえがあります。
参拝の終わりにほんのり赤く染まった富士山が、参拝者を見送ってくれました。
山宮浅間神社には拝殿・本殿がない、まさに神社の原点
石灯篭が並んだ参道を進むと、随神門ではなく「籠屋(かごや)」と呼ばれる建物があります。
籠屋(かごや)を通り抜けると富士山本宮浅間神社にもあった「鉾立石」。ご祭神が鉾に宿り山宮へ向かい、途中休憩する際に、鉾を置く「鉾立石」が設けられたのです。
拝殿も本殿もないご神体・富士山の遥拝所
参道先の68段の石段を登っていくと、拝殿と本殿がなく、柵があるだけの遥拝所に出ます。
約2000年前に噴火して流れ出た「青沢溶岩流」が、止まったという地点が遥拝所です。拝殿・本殿もないご神体・富士山そのものを拝む、最初の祈りの場所、それが神社になっていきます。
曇りがちな天気でしたが、富士山が姿を見せてくれました。
【遙拝(ようはい)】
遠く隔たったところからご神体(=富士山)や入れない神社を拝むこと
ご神体=富士山を遥拝!
山宮浅間神社のアクセスと駐車場
- 住所
静岡県富士宮市山宮740 - バス
JR身延線「富士宮」駅バス停(4番乗り場より粟倉万野線)から乗車、万野団地入口バス停で下車、約9分。そこから徒歩で山宮浅間神社まで約30分 - 車
JR身延線富士宮駅から車で約15分 - 駐車場
10台(無料)
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浅間神社すべてのご祭神コノハナサクヤヒメ
コノハナサクヤヒメ(木花咲耶姫)は山の神オオヤマツミ(大山津見神)の娘。姉がイワナガヒメ(石長比売)です。
コノハナサクヤヒメは天孫降臨のニニギノミコト(邇邇芸命)に、みそめられました。その時、オオヤマツミはコノハナサクヤヒメと姉のイワナガヒメも、差し出しました。
しかし、ニニギノミコトはイワナガヒメの醜さに、彼女を実家に返してしまったのです。オオヤマツミは悲しみ恥じて、こう呪いとも言える言葉をつぶやいたのです。
「姉妹を差し出したのは、神御子にどんな災難が降りかかろうとも、イワナガヒメにより岩のように命は安泰になり、コノハナサクヤヒメのように神御子が花のごとく栄えるように願をかけたのに。姉だけを帰したことにより、神御子の命は桜の花のように儚く散るだろう」
→【コノハナサクヤヒメ】富士山・浅間神社のご祭神。醜い姉イワナガヒメ!
終わりに
富士山本宮浅間大社[火属性]の見どころ5選を紹介しました。
- 富士山本宮浅間大社の楼門と鉾立石
- 富士山本宮浅間大社「信玄桜」を囲んだ祈願絵馬
- 富士山本宮浅間大社拝殿と浅間造の本殿
- 富士の雪解け水が湧き出た「湧玉池」
- お宮横丁「富士宮焼きそば」B1グランプリ
また、拝殿・本殿がない神社の起源といわれる山宮浅間神社も紹介しました。この山宮浅間神社の遥拝所から、ぜひご神体の富士山を望んでみてください。今までとは違った富士山を感じるかもしれません。
浅間神社について、あさまorせんげん?
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【浅間神社】5つの疑問と富士山の「火」属性。あさま or せんげん なぜ?
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