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富士山の噴火

浅間神社に関して、5つの疑問点を私なりに考えてみました。

  1. 富士山は「火」属性。では浅間神社の属性は?
  2. 浅間神社「あさまじんじゃ」or「せんげんじんじゃ」どっち?
  3. なぜ、浅間神社には「山宮」と「里宮」がある?
  4. 浅間神社のご祭神は? どんなご利益があるの?
  5. なぜ、富士山の噴火は恐怖なのに女神がご祭神?

また、私が参拝した浅間神社8社は、富士山の周りにある静岡と山梨(河口湖、富士吉田)にあります。

富士山は「火」属性。では浅間神社の属性は?

富士山と北口本宮冨士浅間神社は、「火」属性と出ています。

では、すべての浅間神社の属性は何になるのでしょうか? はっきりとは書いてありません。

しかし、「火」属性と考えていいのではないでしょうか。ご祭神の木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は、戸を閉じてから火をつけた産屋で、三柱の御子を生みました。火に焼き殺されることはなかったのです。

ですから、富士山と北口本宮冨士浅間神社の「火」属性、ご祭神の火に対する強さから、他のすべての浅間神社も「火」属性と考えてよいのではないでしょうか。

「火属性」は、行動力・思考力に優れる!

火属性は「行動・思考」の原動力となる力を備えています。恋愛成就に長けたエネルギーを持つと言われていますが、不断の努力を欠かすと成果が現れ難いので、常に意識して行動に移すことが必要になります。

浅間神社[あさまじんじゃ]or[せんげんじんじゃ]どっち?

寺田寅彦『火山の名について』

たとえば Aso, Usu, Esan, Uson, Asur, Osore, Ossar 等が意味の上で関係があると仮定すれば、これはいったい何を意味するかが問題となる。たとえば南洋エファテの Aso(燃える)Asua(煙る)サモアの Asu(煙)や、マレーの Asap(煙)(マレイでは火山は Gunong berasap すなわち煙山とも Gunong berapi 火山ともいう。Asap は Asama にも通かよう)。あるいはヘブリウの ‘Esh(火)‘as´en(煙る)‘as´an(くすぶる)などが示唆され、これと関係あるアラビアの ‘atana(煙る)から西のほうへたぐって行ってイタリアの Etna 火山を思わせ、さらに翻ってわが国の Iduna を思わせる。

→ [青空文庫]https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2348_15305.html

浅間神社の「浅間」の読み方は、火山の名からの「あさま」だったようです。

それが、「せんげん」と呼ばれるようになったのは、鎌倉から江戸時代にかけてのようです。中国文化の影響から、熟語をむやみに「音読み」にしたためといわれています。

また、今でも富士仙元神社、谷津仙元神社、山崎仙元神社、上溝仙元神社などありますが、ご祭神はみな木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)で同じです。ですから、同じ浅間神社が「浅間(せんげん)」になったのも自然かもしれません。

なぜ、浅間神社には「山宮」と「里宮」がある?

浅間神社のご由緒(富士山本宮浅間大社のご由緒から)

「富士本宮浅間社記」によれば、第7代孝霊天皇の御代、富士山が大噴火をしたため、周辺住民は離散し、荒れ果てた状態が長期に及んだとあります。第11代垂仁天皇はこれを憂い、その3年(前27)に浅間大神を山足の地に祀り山霊を鎮められました。これが当大社の起源です。
その後は姫神の水徳をもって噴火が静まり、平穏な日々が送れるようになったと伝えられています。この偉大な御神徳は、万人の知るところとなり、篤い崇敬を集める事となりました。また、富士山を鎮めるため浅間大神をお祀りしたのは当大社が最初であり、全国にある浅間神社の起源ともなっています。

「当大社が最初」というのは、山宮浅間神社のことです。その「山宮」の新たな鎮座地が「里宮」富士山本宮浅間大社です。

こうして、「山宮」は富士山の噴火を鎮める場所(山宮浅間神社)、「里宮」は湧水池・湖沼周辺で農業を豊かにする場所(富士山本宮浅間大社)になったのです。

ご祭神の木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は水の神様でもあり、農業の神様で、水のない山宮から里宮に下りてきたということでしょうか。

富士山本宮浅間大社→山宮浅間神社→富士山の山頂富士山本宮浅間大社→山宮浅間神社→富士山の山頂は、ほぼ直線になっています。

浅間神社のご祭神には、どんなご利益があるの?

コノハナサクヤヒメ

浅間神社のご祭神は富士信仰に基づいて富士山を神格化した浅間大神(浅間神)を記紀神話にあらわれる木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)です。

富士山・浅間神社の主祭神

  • 木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)
    別称「浅間大神」。天孫降臨したニニギノミコトに見そめられ、后となる。また、一夜で妊娠したことにより貞節を疑われ、火をつけた戸のない産屋のなかで三柱の神を生む。「木花開耶姫」とも表記されます。
  • ご利益
    夫婦円満・安産・子安・水徳の神とされ、農業・漁業・火難消除・航海・機織等の守護神

【コノハナサクヤヒメ】富士山・浅間神社のご祭神。醜い姉イワナガヒメ!

浅間神社の相殿神

  • 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)コノハナサクヤヒメの夫。
  • 大山津見神(オオヤマツミノカミ)コノハナサクヤヒメの父神で、山神。日本書紀では「大山祇神」と表記
  • 石長比売(イワナガヒメ )磐長姫(日本書紀
  • 木花知流比売(このはなちるひめ)は石長比売の別名私が参拝した浅間神社〈一覧〉

なぜ、富士山の噴火=恐怖なのに女神がご祭神に?

なぜ富士山の噴火を恐れた人々は、
優しい女神である木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を
「浅間大神」としたのでしょうか?

噴火が恐ろしい富士山の神を優しい女神にして、現実から目を逸らそうとしたのかもしれません。現代でも、もし富士山が噴火したら、と考えると大きな被害が起こります。

また、浅間神社の「火」属性を考えた時、ご祭神について触れましたが、天孫降臨した瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)と結婚した木花咲耶姫は、一夜の契りで妊娠しました。

瓊瓊杵尊はそれを疑ったのです。もともと地上の国津神と付き合っていて、その子ではないのかと。

怒った木花咲耶姫は戸を閉じて、火をつけた産屋で三柱の御子を生みました。火に焼き殺されることがなかったら、身の潔白が証明されるのだと。

ですから、ご祭神・木花咲耶姫は火に強いというより、火と同体と考えたほうがよいのかもしれません。それで、富士山=浅間大神=木花咲耶姫となったのではないでしょうか。

私が参拝した浅間神社〈一覧〉

富士山本宮浅間大社

(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)

富士山本宮浅間大社富士山本宮浅間大社・湧玉池富士山本宮浅間大社にある湧玉池(わくたまいけ)は、二つの理由から、富士山最強のパワースポットと言われています。

理由1
湧玉池の地理上の位置はまさに日本の中心にあって、国特別天然記念物にしてされています。
理由2
溶岩の間から湧き出た富士の雪解け水の水温は夏冬問わず13度Cと言われています。湧水量は1秒間に3.6キロリットル。昔から富士山に登る人々はこの湧玉池で禊(みそぎ)をしてから、富士山にお参りしました。

富士山本宮浅間大社の御朱印

【富士山本宮浅間大社】静岡県富士宮市宮町1−1

【富士山本宮浅間大社 火属性】見どころ5選。山宮浅間神社は神社の原点

山宮浅間神社

(やまみやせんげんじんしゃ)

山宮浅間神社・参道鉾立石

山宮浅間神社には、拝殿や本殿がありません。富士山を遥拝する場所は、まさに神社の原点です!

参道先の68段の石段を登っていくと、柵があるだけの遥拝(ようはい)所に出ます。中央にあるのは鉾立石です。鉾立石はご祭神が鉾に宿り休憩する際に、鉾を置くためのものです(地に触れると汚れるから)。

静岡県富士宮市山宮740

山宮浅間神社から富士山を遥拝

北口本宮冨士浅間神社

(きたぐちほんぐうふじせんげんじんしゃ)

太郎杉と夫婦檜

日本最古の木造の大鳥居日本最古の木造の大鳥居。由緒深いヤマトタケルが建てたと言われています。富士の神山は北方より登拝せよ」との言葉を残したとされています。

ヤマトタケルを祀った「大塚丘」「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、この地より拝すべし」と、ヤマトタケルが東征のとき、富士を遠拝し戦勝祈願をした場所がこの大塚丘です。

北口本宮冨士浅間神社と諏訪神社の御朱印

【北口本宮冨士浅間神社】山梨県富士吉田市上吉田5558

【北口本宮冨士浅間神社 火属性】見どころ5選。ヤマトタケルと大塚丘

新倉富士浅間神社

(あらくらふじせんげんじんしゃ)

新倉富士浅間神社・さくや姫階段

鳥居をくぐって振りかえると、鳥居を額縁にして富士山が撮れます。絶好の撮影ポイントです。

新倉富士浅間神社

新倉富士浅間神社の御朱印

【新倉富士浅間神社】山梨県富士吉田市浅間2丁目4−1

【新倉富士浅間神社】階段の絶景と御朱印。桜の季節にもう一度行きたい!

冨士御室浅間神社

(ふじおむろせんげんじんしゃ)

冨士御室浅間神社本宮百福の龍宝珠

冨士御室浅間神社の御朱印[里宮・本宮]

【冨士御室浅間神社】山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3951

【冨士御室浅間神社】里宮・奥宮の御朱印。奥宮は富士山最古の神社!

東口本宮冨士浅間神社

(ひがしぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)

獅子は我が子を千尋の谷に落とす狛犬ではなく、獅子が楼門の前に。

東口冨士浅間神社のご神木社殿の左方向にある夫婦杉の一本には、受胎したような膨らみがあります。

東口冨士浅間神社(東口本宮浅間神社)の御朱印

【東口本宮冨士浅間神社)静岡県駿東郡小山町須走126

【東口本宮冨士浅間神社】見どころとご利益。狛犬ではなく獅子の親子!

河口浅間神社

(かわぐちあさまじんじゃ)

川口浅間神社・参道河口浅間神社の御朱印

【河口浅間神社】山梨県南都留郡富士河口湖町河口1

【河口浅間神社】見どころ5選。七本杉はじめご神木が見事!天空の鳥居と母の白滝神社

忍野八海浅間神社

(おしのはっかいせんげんじんじゃ)

忍野八海 浅間神社忍野八海忍野八海 浅間神社の御朱印

【忍野八海浅間大社】山梨県南都留郡忍野村忍草456

【忍野八海】湧水池に住む八大竜王とは? 忍野八海浅間神社の御朱印は10体

終わりに

浅間神社に関して、5つの疑問点を私なりに考えてみました。

浅間神社の疑問は、富士山の噴火と記紀神話、特に古事記に出てくるご祭神の木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)のストーリーを参考にすると分かってくるように感じます。

そもそも、なぜ富士山の噴火は恐怖なのに、女神がご祭神になったのか? あまり考えることもなかった疑問でした。今回、浅間神社についてまとめたので、考えることができました。

私の屁理屈かもしれませんが、こんな浅間神社の5つの疑問をあなたも考えて、浅間神社を参拝してみてはいかがでしょうか。富士山の近くだけでなく、浅間神社は全国に約1300社はあります。

私が参拝した浅間神社〈一覧〉

【富士山本宮浅間大社 火属性】見どころ5選。山宮浅間神社は神社の原点

【北口本宮冨士浅間神社 火属性】見どころ5選。ヤマトタケルと大塚丘

【新倉富士浅間神社】階段の絶景と御朱印。桜の季節にもう一度行きたい!

【冨士御室浅間神社】里宮・奥宮の御朱印。奥宮は富士山最古の神社!

【東口本宮冨士浅間神社】見どころとご利益。狛犬ではなく獅子の親子!

【河口浅間神社】見どころ5選。七本杉はじめご神木が見事!天空の鳥居と母の白滝神社

【忍野八海】湧水池に住む八大竜王とは? 忍野八海浅間神社の御朱印は10体