【目 次】
大國魂神社・初詣、2020年1月1日
JR府中駅近くにできた新しい鳥居。ここから境内に入るとすぐに拝殿前に出られます。正面の参道からではありませんが、時間がないときはこちらが便利です。
京王・府中駅の方から、200メールほどの参道を通って参拝すると、お正月は参拝客が並んで3時間ほどの待ち時間になります。(実際並んでいないので正確な時間はわかりませんが、かなり待つことになります)
参道の入り口をはみ出して、京王・府中駅の方までたくさんの人々が並んでいるからです。
大國魂神社の御朱印
大國魂神社には毎年38年前から参拝していますが、今年は初めて御朱印をいただきました。
大國魂神社・拝殿
大國魂神社・本殿とご祭伸
大國魂神社は大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を武蔵国の守り神としてお祀りしている神社。この大神は、出雲の大国主神(オオクニヌシノカミ、大黒様)と御同神で、大昔武蔵国を開かれて、人々に衣食住の道を教えられ、又医療法やまじないの術も授けられた神様です。俗に福神又は縁結び、厄除け・厄払いの神として有名な神様です。
大國魂神社・ご神木の大イチョウ
樹齢1000年。木の根元に蜷貝(にながい)が生息し、母乳の出が悪い時に貝を煎じて飲むと、母乳の出が良くなるという話があったと言います。
【蜷貝(ニナガイ)】北海道南部から九州までの太平洋側に生息しています。赤みを帯びた小さな巻き貝。大きさは5センチ前後。ニナガイのほか、シッタカ、ツベタカ、シリタカニイナ、ビナ、サンカクミナなどの呼び名があります。
大国魂神社の境内には、松の木がありません。
大国様と八幡様が、「どうだい、大国さん、2人で武蔵野の野原に行こう」ということで出かけたものの暗くなっても宿が見当たりません。
そのうち八幡様は「ここで待っていろ、俺が宿を捜してくる」と言って出かけましたが帰ってきません。待ちぼうけをうけた大国様は、「まつはういものつらいもの」「まつは大嫌いだ、まつのはいやだ」と言われたそうです。
ここから、大國魂神社では「待つ」を「松」にたとえて、植物の松を嫌うようになったのだと言い、今でも境内には松の木は一本もなく、植えてもすぐに枯れてしまうと言われています。
また、府中では正月の門松にも松を使わない習慣が残っています。
大國魂神社・人形流し 初穂料100円
人形(ひとがた)流しとは、厄や穢れを人形に託して、水に流すことにより、取り除くための儀式です。
- 大麻(おお抜き)を用いて、自祓いをします
- 式神のような人形に名前を書きます
- 人形で体で気になる部分をなでて、息を吹きかけます
- 背後の小川に流します
【自祓いの作法】
- 一礼
- 両手で大麻を取り、体の中央から左のほうへ振ります
- 右のほうへ振ります
- 左のほうへ振り、体の中央に戻します
- 大麻を元に戻して、一礼
大國魂神社・東照宮
【ご祭神】徳川家康公
元和4年(1618)二代将軍秀忠の命によって造営されました。徳川家康公は大國魂神社の西、今の府中本町駅付近に御殿を建て鷹狩りを行っていたなど、神社と縁が深いです。
歿後、駿河国久能山から下野国二荒山に霊輿を遷された時、その途次この国府の斎場に一夜逗留せられました。当社の宮司が祭祀を務めたのでその遺跡を後世に伝える為造営されました。平成26年に市指定有形文化財に指定されました。
https://www.ookunitamajinja.or.jp/meguri/toshogu.php
大國魂神社・大ケヤキ 府中の名木百選
JR府中駅の鳥居から入ってすぐ突き当たりの左手前にあります。