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出雲大社・全景

出雲大社は[地属性]。出雲大社の正式名称は「いずもおおやしろ」です。
出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)の裏から、八雲山の岩肌に直に触れます。八雲山の岩肌は、まさに[地属性]を感じさせます。

出雲大社の見どころ5選を紹介いたします。

  1. 稲佐の浜は「神在月」に八百万の神々が上陸
  2. 勢溜(せいだまり)の大鳥居からはじまる下り参道
  3. 拝殿御本殿
  4. 素鵞社(そがのやしろ)は最強パワースポット
  5. 神楽殿は日本最大のしめ縄

また、出雲大社の宇迦橋(うがばし)大鳥居[一の鳥居]から勢溜(せいだまり)の大鳥居[二の鳥居]までの徒歩約10分間の「神門通り」には、出雲そばをはじめとするお食事処とお土産屋が多くあります。ぜひ、ゆっくり歩いてみてください。
(四季の旅/2019-7-13)

出雲大社見どころ①稲佐の浜・弁天島

稲佐の浜・弁天島稲佐の浜・弁天島

バスツアーでは、出雲大社・神楽殿の近くの駐車場になると思いますので、時間がありましたら「稲佐の浜」に行ってください(歩いて約10分)。

なぜならば、出雲大社のご利益「縁結び」を願うなら、稲佐の浜の砂が一握り必要になるからです。その砂と素鵞社(そがのやしろ)の軒下の砂とを交換してください。

出雲大社見どころ②勢溜の大鳥居からはじまる下り参道

勢溜の大鳥居

勢溜の大鳥居[二の鳥居]

出雲大社・下り参道

勢溜(せいだまり)の大鳥居から、珍しい下り参道がはじまります。すぐ右側に祓社(はらえのやしろ)がありますので、ここでまず参拝してください。出雲大社では「二礼四拍手一礼」となりますので、ご注意ください。

出雲大社・祓社

出雲大社・浄の池松の参道の鳥居松の参道の鳥居[三の鳥居]

祓社のやや右奥にある浄の池(きよめのいけ)があり、松の参道(中央は入れません)の鳥居、参道の左側には、西神苑、縁結びの碑(いしぶみ)、因幡の白兎のエピソード御慈愛の御神像などがあります。かわいいウサギの像もご覧のとおりです。

出雲大社・参道 縁結びの碑縁結びの碑と御慈愛の御神像(下)

出雲大社・御慈愛の御神像

ムスビの御神像

右側に東神苑、銅の鳥居近くに必見のムスビの御神像があります(写真上)。ムスビの御神像と参道を挟んで反対側に手水社があります。

また、松の参道の鳥居あたりからの右に入っていくと、島根県立古代出雲歴史博物館があります。入館料は一般620円/大学生410円/小中高生200円。

ムスビの御神像出雲大社・銅の鳥居銅の鳥居[四の鳥居]

出雲大社見どころ③拝殿・ご本殿

銅の鳥居をくぐると、出雲大社の拝殿が目の前です。神楽殿でお祓いをしてもらった人は神楽殿の中にも入れ、拝殿の裏の八足門(はちあしもん・写真下)から入って楼門から参拝することができます。よりご祭神のオオクニヌシ様の近くにいけます。

出雲大社・八足門出雲大社

ここで、出雲大社の最大のミステリー「なぜオオクニヌシは西を向いているのか?」を考え、塀の西にある小さな参拝所にもお参りしてください。オオクニヌシは御本殿からこちらを向いているからです。

拝殿の左右(東西)には、十九社などがあります。ここには出雲の「神在月」に集まった八百万の神々が宿泊します。ですから、出雲以外では「神無月」になります。

林修「縁結び」出雲大社。ご祭神オオクニヌシの神が横を向いてる謎?

出雲大社見どころ④素鵞社は最強パワースポット

出雲大社・素鵞社八雲山の岩肌

素鵞社(そがのやしろ)のご祭神はスサノオで、社の後ろが八雲山になり、出雲大社の最強パワースポットと言われています。八雲山の岩肌を見て直接触れてみれば、なるほど出雲大社は[地属性]と思われることでしょう。

また、素鵞社の軒下の砂と稲佐の浜の砂との交換をし、縁結びのパワーをもらってください。

出雲大社・素鵞社の軒下

出雲大社見どころ⑤神楽殿の日本最大級のしめ縄

出雲大社・神楽殿神楽殿のしめ縄

出雲大社の拝殿のしめ縄もかなり大きいのですが、神楽殿のしめ縄にはびっくりします。「出雲大社にやってきたな〜」と感慨深い思いになります。

1年以上、述べ1000人で完了する日本一のしめ縄

  1. 20人もの人が一丸となって、1.7トンの縄を転がして作ります
  2. その2本の縄を50人とクレーンで捻りあげ、出雲大社と神楽殿へはトレーラーで運びます。

参加した四季の旅の出雲大社バスツアーでは、団体祈祷も含まれていました。団体祈祷は神楽殿の中で行われます。神楽殿の中は音響効果が素晴らしく、太鼓の響きや神職さんの声がよく通ります。ご祈祷を受けた後は、前述したように御本殿のすぐ前の楼門から参拝ができます。

ご祭神オオクニヌシ(オオナムヂ)の古事記神話

ご祭神オオクニヌシ(若い頃の名はオオナムヂ)

  1. オオナムヂと因幡の白ウサギ
    たくさんの兄・八十神(やそがみ)がヤガミヒメを妻にしようと出かけたとき、オオナムヂは兄たちの荷物持ちをしていて後方からついてきます。その時、海のワニによって毛を剥かれた痛々しい白ウサギに出会います。八十神は白ウサギに悪い治療法を教えて、ウサギの肌は悪化していました。オオナムヂは、正しい治療法を教えました。
  2. 兄弟の八十神に2度も殺されるオオナムヂ
    オオナムヂを好きなヤガミヒメは、八十神の申し出を断りました。そして、八十神の恨みを買ってしまったオオナムヂは、彼らに2度も殺されます。高天原のカムムスヒノカミによって、オオナムヂは生き返りますが、八十神の恨みは消えません。そこで、母はオオナムヂをある神のもとへ逃します。この神が根の堅洲国(黄泉の国)のスサノオの元へ行くよう助言しました。
  3. スサノオの試練とスセリビメとの駆け落ち
    根の堅洲国に下りていったオオナムヂ。スサノオの娘スセリビメに出会い、結婚。しかし、父スサノオに、4つの試練を課されます。

    1. 蛇の部屋
    2. ムカデとハチの部屋
    3. 鳴鏑(なりかぶら):スサノオは鏑のついた矢を野原に射こむと、オオナムヂに探させます。
    4. スサノオの頭のシラミ取り

    4つ目の試練の時、オオナムヂはスサノオの髪の毛を柱に結びつけ、スセリヒメと逃亡。黄泉の国と現世の境・黄泉比良坂(よもつひらさか)を通るとき、スサノオの大声が響いてきました。

    「オオナムヂ、八十神の兄たちをやっつけろ。以後、オオクニヌシと名のり、出雲の山に地底の石を太い柱にし、天高く壮大な宮殿を立てよ。良いな、小わっぱ」

    以後、オオナムヂはオオクニヌシと名のります。

  4. 葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)の建国
    八十神の兄たちを倒してから、オオクニヌシは出雲を起点にして、スクナビコナ、三輪山に鎮座する神の協力により、葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)を建国します。
  5. 出雲の国譲り
    ところが、高天原のアマテラスは「葦原の中つ国は、わが子アメノオシホミミノミコトが治めるべきである」と宣言。オオクニヌシの元へ遣いを送ります。しかし、1度目は3年、2度目は8年経っても、何の進捗もありません。そして、3度目にタケミカヅチをおくります。
    タケミカヅチはひとり反対したオオクニヌシの直系次男のタカミナカタを諏訪の国まで追いかけて、出雲の国譲りをやり遂げます。
    オオクニヌシはこう願い出ました。「この葦原の中つ国は差し上げます。ただ、天つ神御子が天津日継(あまつひつぎ – 皇位)をお受けになる社のように天高い社を建てて、私が祀られることはお許しください」と。建てられた社が、出雲大社です。

出雲大社の模型(島根県立古代出雲歴史博物館)

出雲大社・ご祭神とご利益(ご神徳)

ご祭神は大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)、大黒様とも言われています。
ご利益は、日本一の縁結びです。その他建国したことから、産業の発展など多くのご利益があります。

出雲大社と神楽殿の御朱印

出雲大社と神楽殿の御朱印出雲大社と神楽殿(右)の御朱印

出雲大社・神門通りと出雲そば

出雲そば出雲そば割子そば

勢溜の大鳥居[二の鳥居]の前の神門通りを約10分ほど歩いたところにあるのが宇迦橋大鳥居[一の鳥居]です。できれば、この宇迦橋大鳥居、勢溜の大鳥居、松の参道の鳥居、銅の鳥居と順番にくぐり、拝殿に行きたいものです。

しかし、観光ツアーのバスは神楽殿の近くの駐車場に止まります。ですから、宇迦橋大鳥居をみるには、食事時に神門通りを歩くのがよいかもしれません。出雲そばをはじめとしたお食事処、お土産店が多くあります。神門通りの中ほどに畑電車・出雲大社前という駅があります。

出雲大社・神門通り向こうに見えるのが宇迦橋大鳥居[一の鳥居]

出雲大社・神門通り 出雲大社・神門通り出雲のお土産

出雲大社のおみくじ

出雲大社のおみくじ

出雲大社のおみくじは、1~30番まであります(100円)。
いわゆる、大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶などの区分ではありません。また、おみくじの番号は、良い悪いの順番ではないようです。おみくじを引いた人が、どう受け止めるかが重要のようです。私は、第一番のおみくじを引きました。

終わりに

出雲大社[地属性]の見どころ5選をご紹介しました。

  1. 稲佐の浜は「神在月」に八百万の神々が上陸
  2. 勢溜(せいだまり)の大鳥居からはじまる下り参道
  3. 拝殿・御本殿
  4. 素鵞社(そがのやしろ)は最強パワースポット
  5. 神楽殿は日本最大のしめ縄

また、ご祭神オオクニヌシも古事記から簡単にご説明しました。

あなたが出雲大社を知ることに、少しでもお役に立てば幸いです。そして、実際に出雲大社に参拝することになれば嬉しいです。