2022年4月29日(金)の夜10時30分に新宿を出発する四季の旅の「熊野本宮大社と高野山」バスツアーに参加しました。今回の添乗員・武内様のはからいで、行程にはない『花の窟(いわや)神社』にも参拝できました。とても感銘を向けました。

道の駅 熊野・花の窟に入って、右に2分ほど歩くと、世界遺産・花の窟神社の鳥居に出ます。この道路は国道42号。この道路の手前が熊野灘七里御浜海岸になります。朝6時前に到着しましたが、かなり明るくなりました。

日本最古【花の窟神社】イザナミとカグツチを祀る! ご神体に大感銘!

花の窟神社(熊野市指定文化財 史跡)

熊野市は、神話や伝説が豊富なところで、その代表的なものがここ「花の窟」である。『日本書紀』によると、皇室の祖先とされる天照大神の母神である伊弉冉尊(イザナミノミコト)は、火の神・軻遇突智(カグツチ)を産んだとき、火傷を負って死に、この地に葬られた。

尊の魂を祀るため、土地の人々は花が咲く季節に花を飾り、のぼりや幡旗(はた)を立て、笛太鼓を鳴らし、歌い踊って祭を行うとされている。このことから「花の窟」という名前がついた。

熊野三山の中心である熊野本宮大社は、主神が伊弉冉尊の子の家津御子神(ケツミコノカミ)であるため、今も花を飾って祭が始まる。このことからもわかるように「花の窟」は熊野三山の根源ともされ、わが国の古代信仰の重要な意味を持った場所なのである。

(立札より)

花の窟神社「日本最古 花の窟神社」石碑

花の窟神社

神代の昔より花を供えて祭るので花乃窟と言う。
窟の頂上よりかけ渡すお綱は神と人をつなぎ 神の恵を授けてくださるお綱なり。

花の窟神社・参道

参道。奥に見えるのが参籠殿。左に手水舎、途中手前に小さな鳥居が並んだ脇道があり、その先に稲荷神社とその奥に龍神神社があります。

花の窟神社・稲荷神社稲荷神社

花の窟神社・龍神神社龍神神社

花の窟神社・参籠殿 参籠殿

手水舎

手水舎の横の大きな巌は何なのでしょうか? おそらく、ご神体だと思われます(名前はわかりませんでした)。

花の窟神社・参籠殿

参籠殿を抜けると……

花の窟神社

なんと目の前にそびえる高さ45mの石巌壁。この石巌壁が、伊弉冊尊(イザナミノミコト)のご神体です。

伊弉冊尊(イザナミノミコト)を祀る伊弉冊尊の墓

花の窟神社ご由緒とご祭神

(日本書記より)
一書曰伊弉冉尊(イザナミノミコト)火神を生み給う時に灼(や)かれて神退去(さり) ましぬ 故(か)れ紀伊国 熊野の有馬村に葬(かく)しまつる 土俗(くにびと)此神の魂(みたま)を祭るには 花の時に花を以って祭る 又鼓 吹幡旗(つづみふえはた)を用て歌い舞いて祭る

伊奘諾尊(イザナギノミコト)、恨みて曰はく
「唯、一児(このひとつぎ)を以て、我が愛しき妹に替へつるかな」
遂に所帯せる十握劍(とつかのつるぎ)を抜きて、軻遇突智を斬りて三段に為す。此客神と化成る

※一児=火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)

ご祭神
伊弉冊尊(イザナミノミコト)
火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)

火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を祀る火神・軻遇突智尊の墓。後ろが玉子ノ窟

例大祭:お綱掛け神事

(三重県指定無形民俗文化財)
花の窟神社では年2回、例大祭を行います。神々に舞を奉納し、日本一長いともいわれている約170メートルの大綱を岩窟上45m程の高さのご神体から境内南隅の松のご神木にわたします。この「お綱掛け神事」は、太古の昔から行われており「三重県無形文化財」に指定されています。

『日本書紀」に記さていることが今に引き継がれ、2月2日と10月2日には多くの人々が集まります。綱は藁縄(わらなわ)7本を束ねた物で、花をつけた3つの縄旗が吊るされます。7本は7つの自然神(下図参照)

この縄旗は朝廷から毎年奉納された錦の旗でしたが、洪水で旗を積んだ舟が難破したため、縄でその形を模したのが始まりといわれています。

花の窟神社・お綱掛け神事

熊野灘の七里御浜海岸

七里御浜海岸
七里御浜海岸朝の6時すぎで、実際はこのくらいの明るさ

なぜか、石はすべて丸くなっています。

終わりに

花の窟神社の御朱印は、朝早いのでいただけませんでした。ですが「こんな神社があったのか!」と大きな感銘を受けました。もう、この神社だけでも、今回のツアーに参加して良かったと思いました。武内さん、ありがとうございます。

熊野本宮大社と高野山」については、順次掲載していきます。

わたしは2019年11月1日にも、このプランのツアーに参加しました。その時は取材でしたので、ツアーの全体像をつかもうとしていました。

しかし、今回は全く個人の趣味で回りました。高野山では、根本大塔と金剛峯寺の中も入って見ました。ご期待ください。ただ、写真撮影はどちらも禁止ですので、どれだけ文章で伝えられるかわかりません。

また、『鎌倉殿の13人』で今注目されている北条政子が夫頼朝と実子実朝の菩提を弔うために建てた金剛三昧院にも参拝できました。

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