新倉富士浅間神社(あらくらせんげんじんじゃ)の階段はさくや姫階段と言い、398段あります。普通に登ると10分ほどかかります。
階段はかなり急勾配ですが、踊り場が多く、そこから振り返ってみる富士山は、きつい階段の疲れを忘れさせてくれます。
また、春のと桜と新倉富士浅間神社のシンボル「忠霊塔」、そして富士山の眺望は、まさに一幅の絵のようです。
(四季の旅/2019-05-25)
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桜と忠霊塔[参考]
【目 次】
表参道の鳥居から富士山の絶景
5月の新緑で迎えてくれた、新倉富士浅間神社の表参道の真っ赤な鳥居。扁額(へんがく)には、「三國第一山」とあります。三國とはおそらく日本・朝鮮・中国のことで、この三国の中で富士山が一番ということです。
第51代、平城天皇の御世、大同2年(807)に富士山の大噴火があり8月22日、朝廷からの勅使が参向せられ、国土安泰富士山鎮火祭が執行されます。その時、平城天皇より三國第一山の称号、並びに天皇の御親筆であり現在大鳥居にある勅額、金幣、破魔宝面(勅使面)が奉納されました。
http://www.fujisan-jinja.com/yamanashi/arakura_fuji_sengen/
鳥居をくぐって振りかえり、鳥居を額縁にして富士山を撮る—絶景の撮影ポイントです。
新倉山浅間公園の階段「さくや姫階段」398段
鳥居をくぐりと、前方に「子育て神木」、右の方に忠霊塔まで登る「さくや姫階段」があります。
398段あるさくや姫階段はかなり急です。普通に登っていくと10分ほどです。途中振りかえると、富士山の絶景が見られますので、ゆっくり登ると約20分かかります。
(写真の鳥居は、安産・子育ての塩釜神社のものです)
さくや姫階段は、かなり急勾配できつい坂です。
しかし、25段前後に踊り場が設けられているので、休みながら登れます。また、後ろを振り向くと、今日は雲ひとつない雄大な富士山が見られました。5月の新緑が柔らい彩りをあたえています。
これは私の体験から得たコツです。
頂上や登りきった時のことは、決して考えないでただ黙々と登ります。一段一段を1、2、3、4、5……50や100で一区切りで数えます。そして、また1から数えます。これをただただ繰り返します。すると、50段や100段くらいは意外に頑張れ、いつの間にか気づくと頂上についています。
時間があれば、緩やかな遊歩道をゆっくり登るのもいいですね。
富士山と忠霊塔はまさに絵ハガキのよう!
忠霊塔の後ろ展望デッキからの眺望
階段を上ったら、忠霊塔の右脇から後ろにある高台「展望デッキ」へ。ここが、絶好の撮影ポイント! 天気がいいと、誰でも絵ハガキのような写真が撮れます。
富士山がなければ、まるで京都の観光地?
外国人の観光客が多いのも良くわかります。9割ほどが東南アジア系の人々。京都の伏見稲荷大社の千本鳥居の赤のように、赤は外国人のお気に入りです。同じように、新倉富士浅間神社の鳥居と忠霊塔の赤は、外国人に好まれているようです。
新倉富士浅間神社の境内
【ご祭神】
木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
大山祇命(オオヤマツミノミコト)木花咲耶姫命の父神
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)木花咲耶姫命の夫。天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫
【ご利益】
木花咲耶姫命が燃える産屋で三柱の神を産んだことから、子育てや家内安全。子育て神木もあります。
本殿と神楽殿(右)
ご神木「子育て神木」
拝殿・左横奥に荒濱神社。織物・養蚕・縁結びの神を祀っています。
新倉富士浅間神社の御朱印
2019年「令和」改元記念御朱印
御朱印は、3種類用意されていました。通常の御朱印、御礼 平成 奉祝 令和「限定」御朱印もありました。
新倉富士浅間神社のアクセスと駐車場
- 住所
山梨県富士吉田市浅間2-4-1 - 電車
富士急行線『下吉田駅』から徒歩5分。 - 車
中央高速富士五湖線「河口湖IC」で降り、山中湖方面へ。約10分。 - 駐車場
無料駐車場があります(87台収容、24時間利用可能、トイレ有り)。
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浅間神社すべてのご祭神コノハナサクヤヒメ
コノハナサクヤヒメ(木花咲耶姫)は山の神オオヤマツミ(大山津見神)の娘。姉がイワナガヒメ(石長比売)です。
コノハナサクヤヒメは天孫降臨のニニギノミコト(邇邇芸命)に、みそめられました。その時、オオヤマツミはコノハナサクヤヒメと姉のイワナガヒメも、差し出しました。
しかし、ニニギノミコトはイワナガヒメの醜さに、彼女を実家に返してしまったのです。オオヤマツミは悲しみ恥じて、こう呪いとも言える言葉をつぶやいたのです。
「姉妹を差し出したのは、神御子にどんな災難が降りかかろうとも、イワナガヒメにより岩のように命は安泰になり、コノハナサクヤヒメのように神御子が花のごとく栄えるように願をかけたのに。姉だけを帰したことにより、神御子の命は桜の花のように儚く散るだろう」
終わりに
新倉富士浅間神社(あらくらせんげんじんじゃ)の階段「さくや姫階段」398段と新倉富士浅間神社のシンボル「忠霊塔」、そして富士山の眺望をご紹介しました。
「さくや姫階段」階段はかなり急勾配ですが、踊り場が多く、そこから振り返ってみる富士山は、きつい階段の疲れを忘れさせてくれました。
次回は、春の桜と忠霊塔を見たいと思います。
浅間神社について、あさまorせんげん?
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【浅間神社】5つの疑問と富士山の「火」属性。あさま or せんげん なぜ?
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