※本ページにはプロモーションが含まれています。

[大斎原(おおゆのはら)]熊野本宮大社[旧社地]大斎原(おおゆのはら)

熊野本宮大社で人生が変わった体験を紹介します。今回は、熊野本宮大社の歴史的な体験段や伝説を主に紹介します。また、熊野本宮大社のアクセス方法と駐車場についても調査しました。

そして熊野本宮大社を参詣したら、ぜひ見て欲しい見どころ5選を取り上げています。

熊野本宮大社は、熊野速玉大社と熊野那智大社をあわせて熊野三山と言われてます。歴史的には「蟻の熊野詣で」と言われるほど、昔から人気があるパワースポットです。

熊野三山に至る大辺路・中辺路・小辺路・大門坂・伊勢路・大峯奥駆道は昔からしっかり整備されています。熊野古道といわれる修行の道でもあります。機会がありましたら、ぜひ歩いてみてください。

(四季の旅/2019-11-02・2022-04-30)

熊野本宮大社の詳細はこちらから確認できます。
周辺の宿泊先もチェックできますので、ぜひご覧ください。
>>熊野本宮大社の詳細はこちら(MAPあり)

当日になって駐車できなかったら不安…そんな時のために
>>akippaで格安コインパーキング・駐車場を予約する
「熊野本宮大社」で検索

熊野本宮大社で人生が変わった体験

神武天皇を回復させたタケミカヅチの神剣

兄イツセノミコトを失ったカムヤマトイワレビコ(後の神武天皇)たちが熊野村に着いた時、みんな体調をくずして伏していました。その時、熊野の高倉下(タカクラジ)が、タケミカヅチの神剣を持ってきました。

すると、カムヤマトイワレビコたちは回復したのです。高倉下(タカクラジ)は、神倉神社のご祭神になっています。また神倉神社のご神体は、ゴトビキ岩です。

兄イツセノミコトの死とタケミカヅチの太刀

神武天皇の東征を導いたヤタガラス

紀伊半島を南から攻略しているカムヤマトイワレビコたち。高天原のタカミムスヒノカミから連絡があります。

「天つ神御子よ、すぐに奥に攻め入ってはなりません。荒ぶる国つ神(豪族)が大勢います。そこで、ヤタガラスを遣わします。ヤタガラスが導きますので、その後をお進みなさい」

ヤタガラス(八咫烏)に導かれる神武天皇

和泉式部と熊野権現

平安中期の歌人、和泉式部が熊野詣でにやってきた時、伏拝王子近くで次の歌を詠みました。

晴れやらぬ 身のうきくもの たなびきて 月の障りと なるぞ悲しき

本宮近くに来たのに、生理が始まってしまったのです。これでは、本宮参詣ができないと嘆き悲しんだのです。するとその夜、夢の中に熊野権現が現れて、こう告げたのです。

もとよりも 塵に交はる 神なれば 月の障りも なにか苦しき

熊野の神は衆生を救うために俗塵に交わっている。生理などなんら差し支えない。

和泉式部は、安心して熊野本宮参詣を果たしました。

一遍上人と熊野権現

極楽浄土の東門にあたる難波の四天王寺から、高野山、熊野本宮へと念仏札を配る旅の一遍智真(1239〜89)。老僧に会い言いました。

「一念の信を起こして、この名号札を受け給え」
「今一念の信は起こらぬ。受け取っては嘘になる」

この時押し問答となり、周りの目を気にした智真は名号札を両層に押しつけ、その場を逃げました。その後、これでよいのかと苦悩します。

熊野本宮大社の本宮・証誠殿(ケツミコノオオカミ)にぬかずき、熊野権現の御意をこいました。

「お前の勧めで衆生が往生するのではない。往生はすでに阿弥陀如来によって決定しているのだ。信不信を選ばず、浄不浄を嫌わず、その札を配るのだ」

歓喜と法悦が智真を貫き、宗教者・一遍が誕生したのです。

一遍上人神勅名号碑

一遍上人神勅名号碑[大斎原]

湯の峰温泉と小栗判官伝説

小栗は二条大納言兼家の嫡子。大人になって72人の妻を娶るが満足せず、深泥池の大蛇の化身と交わり、常陸国(茨城県)に流されました。

しかし、小栗は相模国(神奈川県)横山家の美しき娘、照手姫と交わったため、横山家は小栗を毒殺します。照手姫は流されます。

冥界に落ちた小栗ですが、閻魔大王の寛大な裁きにより現生に戻され、藤沢の上人に託されました。この時の小栗は閻魔大王直筆の胸札「熊野本宮の峯に御入れあって給われや」を持った悲惨なありさま(餓鬼阿弥-ハンセン病)でした。

藤沢の上人が小栗を運ぶと功徳があると書き添えたので、人々は土車に乗せられた小栗をリレーによって、熊野の湯の峰温泉にはこびます。すると、「つぼ湯」に入れられた小栗は、49日ほどで健康体になったということです。

リレーした人々の中には、小栗だとわからなかった照手姫もいて、後ふたりは結ばれ大往生を遂げたということです。一度死んで蘇るという熊野信仰の真髄がここにあります。

一遍や和泉式部に限らず熊野本宮大社を参詣した人々には、このように熊野権現からの夢告が今でも多く起こるということです。

熊野本宮大社のアクセス方法と駐車場案内

熊野本宮大社のアクセス方法

各地から熊野本宮大社への詳細なページがあります。
https://www.hongu.jp/access/

東京から[飛行機・自動車で]約2時間30分
大阪から[自動車で]約3時間30分
名古屋から[自動車で]約3時間30分

以下、詳細なページにリンクしています。

各地から熊野本宮へ

  • 東京から熊野本宮へ
  • 京阪神から熊野本宮へ
  • 名古屋から熊野本宮へ

交通便利帳]

  • 道路状況・バス時刻表
  • 本宮での交通
  • エリア別マップダウンロード
  • 本宮より周辺観光地への交通
  • ガソリンスタンド
  • 旅プラン

熊野本宮への交通・概要図

熊野本宮大社の駐車場案内

鳥居前の瑞鳳殿(ずいほうでん)の隣と河原に無料駐車場があります。
和歌山県田辺市本宮町本宮195-3
Tel:0735-42-0009
【開館時間】9:00~17:00
【年中無休】

熊野本宮大社[公式サイト]

熊野本宮大社の詳細はこちらから確認できます(MAPあり)。
周辺の宿泊先もチェックできますので、ぜひご覧ください。
>>熊野本宮大社の詳細はこちら

当日になって駐車できなかったら不安…そんな時のために
>>akippaで格安コインパーキング・駐車場を予約する
「熊野本宮大社」で検索

熊野本宮大社の見どころ5選

熊野本宮大社の見どころ①大斎原[旧社地]

[大斎原(おおゆのはら)]大斎原は「おおゆのはら」と読みます。熊野本宮大社は、もともとは熊野川と音無川、岩田川の合流によってできた中洲に鎮座していました。明治22年(1889)8月の水害により、歩いて5分ほどの現在地に移転しました。

熊野本宮大社の[旧社地]大斎原

大斎原には、高さ34m・横42mの日本一の大鳥居がそびえています。

大斎原の大鳥居

熊野本宮大社の[旧社地]大斎原大鳥居から2〜3分の参道を歩くと、旧社地が広がっています。

大斎原

大斎原流失した中四社・下四社をまつる石造の小祠。流失を免れた上四社三棟が、現在の熊野本宮大社として移転しました。

産田社

産田社
大斎原に行く途中にあります。伊弉冉尊(イザナミノミコト)の荒御魂を祀っています。伊弉冉尊は八百万の神々をはじめ、すべてを生み出された産土(うぶすな)の神と仰がれています。熊野本宮大社の社務所には、「産守り」が売られています。

熊野本宮大社の見どころ②社殿と参詣の順番

熊野本宮大社の社殿

熊野本宮大社の社殿(左から結宮・本宮・若宮)

熊野本宮大社・結宮結宮ご祭神
(第一殿)夫須美大神(ムスビオオカミ:イザナミ)
※神仏習合では、千手観音
(第二殿)速玉大神(ハヤタマノオオカミ:イザナギ)
※神仏習合では、薬師如来

熊野本宮大社・本宮

本宮(証誠殿)ご祭神
家津美御子大神(ケツミミコオオカミ:スサノオ)
※一般的には家津御子大神ですが、熊野本宮大社の公式ホームページでは家津美御子大神としています(「美」が入っています)。
※神仏習合では、阿弥陀如来
※証誠とは、家津御子大神の本地仏である阿弥陀如来が、あらゆる人々の極楽往生を「誠(まこと)」に「証(あか)」す存在であることを意味します。

熊野本宮大社・若宮

若宮ご祭神
天照大神(アマテラスオオミカミ)
※神仏習合では、十一面観音

参詣の順番

  1. 証誠殿(本宮・第三殿) 家津美御子大神
  2. 中御前(結宮・第二殿) 速玉大神
  3. 西御前(結宮・第一殿) 夫須美大神
  4. 東御前(若宮・第四殿) 天照大神
  5. 満山社(若宮の右)   結ひの神(八百万の神)

熊野本宮大社の見どころ③ご由緒

熊野本宮大社・鳥居熊野本宮大社の参道

アメノホアカリは、古代、熊野の地を治めた熊野国造家の祖神。息子であるタカクラジは神武東征に際し、熊野で初代神武天皇に天剣「布都御魂(ふつのみたま)」 を献じてお迎えしました。

第10代崇神天皇の御代(西暦624〜631年)、旧社地・大斎原のイチイの巨木に、三体の月が降臨したといいます。アメノホアカリの孫に当たるクマノノムラジは、これを不思議に思い「天高くにあるはずの月が、どうしてこのような低いところに降りてこられたのですか」と、尋ねました。

すると真ん中にある月が「我はケツミミコオオカミ(スサノオ)であり、両側の月はムスビオオカミ(イザナミ)・ハヤタマノオオカミ(イザナギ)である。社殿を創って齋(いつ)き祀れ」と、お答えになりました。

この神勅により、熊野本宮大社が大斎原に創建されたと云われています。

熊野本宮大社公式サイト」より

熊野本宮大社の神門鳥居から参道をほぼ真っ直ぐに登ってくると、神門になります。神門をくぐると目の前に社殿があります。神門の真正面が本宮・証誠殿になります。

熊野本宮大社の見どころ④宝物殿

熊野本宮大社・宝物殿

神門の少し手前、参道の右にある宝物殿。熊野本宮八葉曼陀羅、神額、能面、鉄湯釜、熊野坐神社明細図書、後鳥羽院熊野御幸記など貴重な資料があります。

拝観料:大人300円・小人100円(2023.7.1現在)
休館日:不定休
拝観時間:10:00〜16:00

熊野本宮大社の見どころ⑤ヤタガラス(八咫烏)

ヤタガラスに導かれる神武天皇(安達吟光画)ヤタガラスに導かれる神武天皇(安達吟光画)

神武天皇の東征の時、三本足のカラス、ヤタガラス(八咫烏)が道案内しました。紀伊半島を南から攻略しているカムヤマトイワレビコ(後の神武天皇)に、高天原のタカミムスヒノカミが連絡してきました。

「天つ神御子よ、すぐに奥に攻め入ってはなりません。荒ぶる国つ神(豪族)が大勢います。そこで、ヤタガラスを遣わします。ヤタガラスが導きますので、その後を進みなさい」

カムヤマトイワレビコはヤタガラスの導きに従い、大和を征服していきます。

熊野本宮大社・拝殿神門の左に並んでいる大禮殿(拝殿)

拝殿前の八咫烏

大禮殿前の左右には、大きなヤタガラス(八咫烏)が置かれています。その前方には、ヤタガラスのポストもあります。

ヤタガラスのポスト

熊野本宮大社と世界遺産15周年記念の御朱印

熊野本宮大社と世界遺産15周年記念御朱印(2019-11-02)

熊野本宮大社の本宮参詣曼荼羅図

本宮参詣曼荼羅図

那智参詣曼荼羅図にならって制作された本宮参詣曼荼羅図。旧社地の大斎原に熊野本宮大社が鎮座しています。左上に、ご由緒の三体月が描かれています。

那智参詣曼荼羅図は、熊野の比丘尼や山伏が熊野三山の布教のために持ち歩いた大きな掛け軸です。

終わりに

熊野本宮大社で人生が変わった体験を、歴史的な体験段や伝説から紹介しました。

また、熊野本宮大社のアクセス方法と駐車場についても紹介しました。

熊野本宮大社見どころ5選は、私が熊野本宮大社を2度参詣した体験から印象に残っているところを紹介しました。

熊野三山は、歴史的には「蟻の熊野詣で」と言われるほど、昔から人気があるパワースポットです。機会がありましたら、ぜひ参詣してみてください。

【熊野三山】

→熊野本宮大社で人生が変わった体験!アクセス方法・駐車場と見どころ5選(このページ)

熊野速玉大社の駐車場・アクセス・所要時間と御朱印、見どころ5選と神倉神社

熊野那智大社の駐車場・アクセス方法と見どころ5選。熊野に呼ばれた体験

熊野本宮大社の詳細はこちらから確認できます。
周辺の宿泊先もチェックできますので、ぜひご覧ください。
>>熊野本宮大社の詳細はこちら(MAPあり)

当日になって駐車できなかったら不安…そんな時のために
>>akippaで格安コインパーキング・駐車場を予約する
「熊野本宮大社」で検索