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鹿島神宮の奥宮

鹿島神宮には「鹿島立ち」という言葉があるように、勝利祈願・必勝祈願などのご利益があります。

「鹿島神宮は、意を決すべき場所である」
と、江原啓之氏は語っています。江原氏が見た龍神が示された言葉で、鹿島神宮が「今こそいくべさ神社」である理由にほかなりません。

東北三社の鹿島神宮(かしまじんぐう)のご祭神はタケミカヅチ、香取神宮(かとりじんぐう)のご祭神はフツヌシの神、息栖神社(いきすじんじゃ)のご祭神はアメノトリフネです。また、この三柱の神は、出雲の国譲りに活躍しました。(日本書紀に出てくるフツヌシの神は、古事記には出てきません)

(四季の旅/2018-12-24)

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大鳥居と鹿島立ち

鹿島神宮の大鳥居

大鳥居は2011年3月11日の東日本大震災で倒壊しましたが、2014年6月に御手洗池近くに生えていた樹齢600年の杉を笠木(かさぎ)に使用し、再建されました。(笠木=鳥居・塀・門などの上に横にわたす木)

「鹿島立ち」の言葉の元となった石碑

鹿島立ちの石碑

この石碑は、大鳥居の右にあります。

霰降り 鹿島の神を祈りつつ 皇御軍(すめらみいくさ)に 我は来にしを
大舎人部千文(おおとねりべのちふみ)−万葉集より−

故郷を後にした軍人が、鹿島の神タケミカヅチに祈願した歌。この歌により出発する門出を「鹿島立ち」と言うようになりました。

「日本三大楼門」鹿島神宮の楼門

鹿島神宮の楼門楼門とは、2階建てで上部に屋根がある門

  1. 鹿島神宮(茨城県
  2. 筥崎宮(福岡県)
  3. 阿蘇神社(熊本県)

日本三大楼門は、いずれの神社も格式がある歴史をもつ一之宮です。楼門の中央に掲げてある神額を書いたのは東郷平八郎。香取神宮の神額も同じ作者の筆になります。

鹿島神宮の二郎杉

楼門を入ったすぐ右に高さ40m、樹齢700年の二郎杉があります。境内で2番目に大きな木で、「二郎杉」の名がつきました。

鹿島神宮の拝殿・本殿・ご神木

鹿島神宮の拝殿

(写真・上左の方から)拝殿から幣殿、石の間と続き、本殿までは、日光東照宮と同じ権現造です。
(写真・下)本殿は切妻造で屋根がゆるやかな曲線を描いている三間社・流造(ながれづくり)。後ろに見えるのが、ご神木の杉です。
なお、鹿島神宮の本殿は北を向いています。ご祭神タケミカヅチが、東北の蝦夷から鎮護しているのです。

鹿島神宮の本殿とご神木鹿島神宮の本殿

鹿島神宮の拝殿

「なんで、拝殿の前に鳥居があるのですか?」と、ガイドさんに尋ねました。
「これは鳥居ではありません。門なのです」とガイドさん。(門なら、鳥居の形にしなくてもいいのでは、と思ってしまいます)

鹿島神宮の300mほどの奥参道と鹿島七不思議

鹿島神宮の奥参道

この奥参道では、毎年5月に御田植祭のあとに神事として流鏑馬(やぶさめ)が行われます。この流鏑馬に登場する馬は、日本古来の小さい馬です。テレビタレント森泉のお父さんも参加されているそうです。

なお、奥参道の樹木は、スギ、ヒノキ、タブ、サカキ、モミ、スダジイなどです。

境内案内と鹿島七不思議

鹿島七不思議とは?

鹿島神宮のご祭神タケミカヅチの荒御魂を祀った奥宮やその先の「要石」や「御手洗池」に行くには、奥参道を7〜8分ほど歩きます。奥参道の入り口・すぐ右に「境内案内と鹿島七不思議」の看板があります。

  1. 要石 その根底ふかくて図り知れずという
  2. 御手洗 池の深さ大人 小人によらず乳を過きずという
  3. 末無川 川の水 流れ行くほど追々かれて行末知らず
  4. 藤の花 御山の藤の花の多少によりその年の豊凶を予知する
  5. 海の音 浪の響が上(北)の方に聞えれば日和。下(南)に響けは雨降るという
  6. 根上りの松 すべて御山の内の松 幾度伐れども伐り跡に芽出て枯れることなし
  7. 松の箸 鹿島の松で作る箸は松脂の出たことなしという

ニホンジカの鹿園
草創の伝説では、ご祭神タケミカヅチは白い鹿に乗って奈良の春日大社に向かいます。春日大社のご祭神はフツヌシ。出雲の国譲りを成しとげた神は、日本書紀ではタケミカヅチとフツヌシ、古事記ではタケミカヅチとアメノトリフネです。

鹿園奥参道のハートの樹やシカの樹

奥参道にある知る人ぞ知る樹には、ハートやシカ(あるいはラクダ)のようにみえます。

鹿島神宮の荒御魂を祀る「奥宮」

鹿島神宮の奥宮

奥参道の外れにくると、右にタケミカヅチの荒御魂(あらみたま)を祀った奥宮があります。神の荒ぶる側面を荒御魂、穏やかな優しい面を和御魂(にぎみたま)といいます。たまたま逆光になって、恐ろしいような写真になりました。

荒御魂を参拝する時は、柏手(かしわで)をパンパンと大きな音を立ててはいけません。静かにご祈願ください。

慶長10年(1605年)、家康公によって社殿として奉納された元本宮。元和5年(1619年)、秀忠公によって現在の本宮社殿が奉建されたことから、この場所に移して奥宮となりました。

鹿島神宮の奥宮

鹿島神宮のご祭神とご利益

ご祭神
タケミカヅチ(古事記「建御雷神」日本書紀「武甕槌」と表記)
高天原の最強の武神。イザナミが死んだとき、イザナギはその原因となった火の神カグツチの首をはねました。飛び散った血から生まれました。

鹿島神宮のご祭神タケミカヅチとは? 神剣・布都御魂(ふつのみたま)

[参照]出雲の国譲り③ タケミカヅチノカミの派遣

ご利益
勝利祈願・必勝祈願/旅の安全(鹿島立ち)/縁結び・安産など

鹿島神宮の最大パワースポット「要石」

鹿島神宮・要石へ奥宮の左から5分ほど歩くと、鹿島神宮で最大のパワースポットと言われる「要石」に着きます。途中には、ナマズの頭を抑えているタケミカヅチの石碑がありました。この絵柄は、浮世絵(錦絵)にもあります。

タケミカヅチノカミ錦絵「鯰絵」鯰絵(なまずえ)錦絵1枚物」「鯰絵(なまずえ)錦絵2枚物

鹿島神宮・要石

「要石」は、この囲いの中にあります。右の立て札には「一茶の俳句」が。

大地震(おおなゑ)に びくともせぬや 松の花

左の立て札には、
この石、地を掘るに従って大きさを加え、その極まる所しらずという。
「七日七夜掘っても掘っても掘り切れず」と水戸黄門仁徳録に書かれているそうです。地面に出ている要石は直径30cmほどですが、過去の絵図を見るとかなり大きく描かれています。まるで氷山の一角のようです。

鹿島神宮・要石

鹿島神宮の御手洗池

鹿島神宮・奥宮前の茶店奥参道の端、奥宮の前に茶店があります。ここを右に2〜3分ほど下っていくと、御手洗池に出ます。

鹿島神宮・御手洗池へ鹿島神宮・御手洗池

鹿島七不思議②御手洗:池の深さ大人 小人によらず乳を過きずという←それはおかしい?
(写真・下)ガイドさんの説明写真をみてください。すごい数の人が池に入っています!

鹿島神宮・御手洗池

大鳥居に使われた杉の切り株

御手洗池の近くに「鹿島神宮大鳥居 笠木御用材 樹齢約600年」の立て札がありました。伐採された木が、最初の大鳥居に使われたのですね。

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鹿島神宮の御朱印と【東北三社守】

鹿島神宮と奥宮の御朱印

東国三社巡りお守り

東国三社守は三角柱のお守り。各面に鹿島神宮・息栖神社・香取神宮の丸い立体シールを貼れるようになっています。他の二社はシールのみ購入すれば大丈夫です。

鹿島神宮 終わりに

鹿島神宮・御朱印所

  1. 大鳥居と鹿島立ち
  2. 鹿島神宮の300mほどの奥参道と鹿島七不思議
  3. 鹿島神宮の荒御魂を祀る「奥宮」
  4. 鹿島神宮の最大パワースポット「要石」
  5. 鹿島神宮の御手洗池

鹿島神宮・香取神宮・息栖神社を東国三社と言います。三社を地図上で結ぶと、ほぼ直角二等辺三角形になります。香取神宮の真東に息栖神社が位置していることなど、その神秘的な配置も話題となっています。このような地図上の神秘的な位置関係を、レイラインと呼びます。

東北三社の位置は直角二等辺三角形広報「かみす」296号(2019.01)より

【香取神宮】見どころ5選。要石と奥宮は最強パワースポット[東国三社]

【息栖神社】見どころ5選。忍潮井は日本三霊泉の一つ[東国三社]

出雲の国譲り③ タケミカヅチノカミの派遣

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